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ベラスケスよりも評価が高かった宮廷画家?アントニー・ヴァン・ダイク

オーストリア旅行
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今日は、アントニー・ヴァン・ダイクという画家さんを取り上げたいと思います。

あまり日本で一般的には認知されていないような気もしますが、ベラスケスと肩を並べる(いや、当時は追い抜いていた??)凄い画家さんです。

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アントニー・ヴァン・ダイクとは

  • 1599~1641年
  • バロック絵画
  • 師匠はルーベンス
  • イングランド国王チャールズ1世の主席宮廷画家

ヴァン・ダイクの作品って、やっぱりルーベンス感が色濃く出ているなぁ、と。

ルーベンスの大袈裟感(悪口ではないです)が、

宮廷画になった感じ!!

 
図:ルーベンスの大袈裟感(悪口ではないです)

ボルゴマネロ侯爵 カルロ・エマヌエーレ・デステ

 

「クスっ」と笑えて、ほっこりする、お気に入りの一作品。

こちらもウィーンの美術史美術館で観たものです♡

ボルゴマネロ侯爵

この子、サヴォイア家のお坊ちゃんのようです。

青年の雰囲気と、

青年を見つめるワンちゃんが愛くるしくて♡

この、ナチュラルな感じが好きなんですよね。

あまり取り繕いすぎない、
あどけなさが残る感じを、
等身大で背伸びさせずに綺麗に描いていて、
素敵だな、と思いました。

ちょっと憂鬱そうな、思春期かな?みたいな雰囲気が大好きです。笑

でも、ただの反抗期少年にならずに
貴族の優雅さをしっかり宿すヴァン・ダイク。
素晴らしい。

  


ヴァン・ダイクの作品はた~~くさんありますし、
割とどこへ旅行へ行ってもいる印象です。

まだまだ勉強途中なので、色々な作品を観てみたいと思っています♡

ベラスケスよりも評価が高かった??

よく引き合いに出されるのがベラスケス。

というのもこの2人、同年代の宮廷画家として知名度を上げ、卓越した才能を見せた画家

2人とも1599年生まれということに運命を感じますね。

ヴァン・ダイクの肖像画はベラスケスの肖像画よりも間違いなく評価が高かった。

Wikipedia

なる記述をWikipediaで発見!

そうなの???

そこで、2人の画風の特徴を考えてみました。

ヴァン・ダイク

  • ドラマチック
  • 華やか
  • 嫌味の無い誇張

ベラスケス

  • ナチュラル
  • 重厚
  • 計算しつくした構図

なんてキーワードが思い浮かびました。

得意なテクニックは違えど、

両者、卓越した画力

描く人物全てに知性と品位を宿すプロ

宮廷画家って
王様たちに気に入って貰えるように描くのがまず第一関門

なので、
美顔修正フィルターが上手にかけられないと、
お仕事がなくなってしまう訳です。

超、独断と偏見の想像ですが、

ヴァン・ダイクは、
当時の美の基準に則した修正フィルターをかけて
ドラマチックに、華やかに、描くことに秀でていた。

ベラスケスは、
誇張し過ぎずに人物の素を生かしつつ
言語化できない内面の美しさを描くことに秀でていた。

…なんか、そんな気がするんです。

ヴァン・ダイクのほうがロココのような
おほほ、うふふ、
な優雅な貴族感が伝わってくる気がするんですよね。笑

ベラスケスの方が素顔からの修正度合が低かったような気がするというか…。

当時、描いてもらう側としては、

どんどん修正かけて

美女・イケメンに描いて欲しいの!

となって、
ヴァン・ダイクのほうがベラスケスよりも評価が高かったのではないかなぁ
なんて思いました。

オルキデは、普段からこんな風に
好きなものを好きなように妄想して楽しんでいます。笑

よろしければ、是非読んでいただいた方の意見もお聞かせくださいね。

それでは、今日もありがとうございました。
また明日!

 

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