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【毛糸だま 2021年秋号(Vol.191)】ウォヴィチの伝統刺繍

服飾
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毎号楽しみにしている毛糸だま

少し前に購入して、最近ようやくゆっくり読みました。

もう秋冬に向けて、棒針メインの時期になってきますね♡

わくわく。

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全体感想

シンプルニット特集

編み図がちょっと単調過ぎて編みごたえが少し物足りない気がしました。

例年のように、ばばーんとアランニット特集が良かったなぁ…。

とはいえ、グラデーション毛糸と相性の良さそうな編み図たち。

去年NORO毛糸を沢山購入したので、編んでみようかなぁ。P15のプルオーバー、可愛いので絶対作りたいです。

 

陰影を楽しむケーブルの誘惑

こういうの!

こういうの楽しみにしていたんです!!

こういう、ゴリゴリに沢山模様の詰まった編み図こそ「毛糸だま」さんの秋号っぽい気がして大好き。

全部作りたいところですが、絶対に作りたいのはP36~39あたりです。

 

【世界手芸紀行㊸】民族衣装を華やかに彩るウォヴィチの伝統刺繍

今回の舞台はポーランドのウォヴィチ

 

ウォヴィチの伝統刺繍の歴史

19世紀初頭

  • ストレートステッチチェーンステッチを用いた、シンプルな幾何学模様の単純な刺繍(ポーランド刺繍)が主流。

 

1880年頃:ロシアによるポーランド分割統治時代

  • 麻布の目に沿ってクロスステッチで刺繍する、ロシア刺繍が取り入れられる。

 

20世紀

  • 裕福な土地柄、様々な物資(染色剤、塗料、色糸、ビーズ、色紙)が手に入るようになってくる。
  • 身近な植物をモチーフにしたカラフルなサテン刺繍が流行。
  • この頃から、ビーズ刺繍作られるようになり、こちらも大流行。
  • ウォヴィチ独自の刺繍を確立。

 

1930年代

  • シンガーミシン(当時、高級車1台と同じ価値!)により、ミシン刺繍が主流になる。
  • この頃の教会は、集会を通じて刺繍のトレンドを押える場になっていたようで、教区ごとに刺繍に違いが表れているそう。当時の民族衣装は出身の教区や身分を表す名刺代わりだった。

 

現在

  • 現在も、ウォヴィチの聖体祭では、沢山の刺繍の入った民族衣装を纏い、聖人の刺繍を施したのぼり旗を掲げて行進をする文化がある。
  • 後継者、著作権などの問題はある。

 

感想

 

つくづく、

刺繍って、超贅沢品だよなぁ…と。

本当にうっとりしてしまう美しさ。

 

こんなにたっぷりと刺繍が施されていて、めちゃくちゃ手が込んでいる。現地の職人さんが作ったら、フルオーダーでいくらくらいするのでしょうね。

もしこれでハイブランドのロゴが付いていたら、凄い値段になりそう…。

 

刺繍とかレースって、基本的にはコスパが悪くて仕方の無いもので、伝統工芸と言えど、ある程度余裕がないと廃れてしまう気がします。

農村って、勝手な偏見で貧しくて慎ましいイメージがあったけれど、ウォヴィチはいつの時代も比較的余裕があったようで、「こういう土地もあるんだなぁ…」と新しい発見でした。

高級車と同じ価格のミシンをポンっと買って、新しい技術を取り入れられるって凄いですよね。笑

 

そして、民族衣装のドレスがとっても可愛い!!!

鮮やかなグリーンのストライプにたっぷりのギャザー。

こういう可愛らしい伝統衣装って、小さい子がきているのは勿論、おばあちゃんが着ていても本当に絵になって可愛いんですよね。

あぁ、なんかいいなぁ。なんか気持ちが優しくなりそうな場所。ポーランドって行ったこと無くて未知の世界なのですが、物価も安くて住みやすそう…。

将来の移住候補地ににしたいくらい…と思って、ネットサーフィンしていたら、ポーランドってEUだけれどユーロは使えないんですね。今日知りました。笑

 

 

今週一気に秋モードになってきましたね。

またぼちぼちと、棒編みも始めたいと思います。

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