帝国劇場で何度も上演されている「ラマンチャの男」と、
クラシックバレエの「ドン・キホーテ」。
「ラマンチャの男」は重厚なイメージで、
バレエの「ドン・キホーテ」は明るく華やかなイメージ。
作品の雰囲気が違い過ぎて全然リンクしないけれど、
元ネタは同じ、小説の「ドン・キホーテ」
(おじさんが騎士道の小説を読み過ぎて、妄想と現実がわからなくなってしまう話。)
もう、はじめて「ラマンチャの男」を観た時、
舞台演出としては過激な場面もあるし、
なんともむごいというか、衝撃的で。
1週間くらいずどーんと思い気持ちを引きずっておりました。
私、割と母も舞台好きで色々観てきた方かと思うのですが、
人生で「これは大人の公演だな」と初めて感じた公演は
「ラマンチャの男」です。笑
今日は、2018年の夏に行った、
ドン・キホーテの舞台になったっぽい風車群の思い出話。
ドン・キホーテの小説には
モデルになっている具体的な地名は出てこないので、
この小説が流行った時、
どの村も「わが町こそがドン・キホーテの舞台だ!」と
信じて誇りに思っていたらしいんです。
その中でも、
ドン・キホーテが巨人と幻覚して突進した風車群と
製粉機の用途で風車群が建てられたカンポ・デ・クリプターナの風景が一致して、
「この場面のモデルの場所は、多分カンポ・デ・クリプターナだよね!」
という共通認識になっているそうです。
(現地のガイドさんが教えてくださったお話です。)
観光した時、天気がものすごく良くて、
本当にドン・キホーテとサンチョが出てきそうな景色だったのです。
武骨に風車がぽんぽん並んでいて
す~っごくきれいな景色♡
という感じではないけれど、
タイムスリップしたような、少し哀愁の漂う景色が素敵。
ドン・キホーテとサンチョが見えそう!
(どうでも良い思い込みなのですが、
「ラマンチャの男」の舞台の出来って
サンチョにかかっているような気がします。)
(そして、私はサンチョのキャラクターが結構好きです。笑)
この風車群の手前(画像の右真ん中)にある石積みのお城。
なんという名前か忘れてしまったのですが、
このお城も、
なんとも武骨な雰囲気で廃墟感が良い味になっていました。
ドン・キホーテ、ドン・キホーテと思って観光していたのですが、
少し映画「プリンセス・ブライド・ストーリー」のような雰囲気もある場所だな
と思いました♡
バルセロナのような
街中全てがアート!
というのも楽しいけれど、
こういう少し素朴な風景も心が洗われる気がして好きです。
時々、この風車の写真を見返すと
視界が開けていて、綺麗な青空と風車の組み合わせが清々しくて、
心が軽くなって、元気になれる気がするんですよね。
とっても気に入っている写真です♡
ということで、
今日はドン・キホーテとスペイン旅行の思い出話でした!
今日もお付き合いいただき、ありがとうございます。
それではまた明日!
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