※2019年2月、オーストリア旅行へ行った時の記録です。
通称「シュテルフ」という、ウィーンのシンボルのような大聖堂。
(シュテルフとかルドルフとか「ルフ」と付くと、なんか可愛く感じてしまう。笑)
こういう大聖堂というのは、その迫力に圧倒されて最初に凛として背筋がスッと伸びて、その重みに少し泣きそうになります。
沢山の先人の眠る墓所であり神聖な場所。
五感を思いっきり使って、神聖なものを観て感じる。
色々な文化を知ることって大事だなぁ。
そいうことで、今日は、シュテファン大聖堂の観光レポートです!
建築様式
- 外観がゴシック
- 内観(祭壇廻り)がバロック
- 12世紀:ロマネスク様式の小さな教会→14世紀:ゴシック様式の大聖堂へ
- 2001年ウィーン歴史地区として、ユネスコ世界遺産となる
この時代、完成まで余裕で何百年ってかかるので、様式がまたがっています。
(西洋建築史は大好きな分野なので、追々記事にまとめたいところです。)
教会を見る時、可能であれば外観を一周ぐるりと回ってみると、テイスト(様式)が所々違っていて面白い♡
私の受けた印象…
外観は、ゴリゴリのゴシック様式で、存在感抜群なのですが、
言ったら怒られるかもしれませんが…
内観は思ったよりも大人しい装飾かな?という印象を受けました。
とは言え、大聖堂なので十分にゴテゴテな装飾ですが。笑
(祭壇、やっぱり豪華だわ。笑)
なんというか、慎ましい。
華やかなステンドグラスにうっとりしたいわ♡
みたいな感じでいくと、少し期待とちがうかもです。
祭壇以外のステンドグラス、ホントにこんな感じなんです。
とはいえ、細かい装飾や彫刻、
高い天井と突頭アーチ。
美しい!!!!
梁が綺麗に飛んでいて、構造技術の高さが伝わります。
モザイクのような装飾
表面的な特徴のキーワードは「モザイク」
屋根も、
(右にある棟は大聖堂の中でも世界で3番目に高いそう。やっぱりハプスブルク家凄い。恐るべし、ですね。)
床も。
(少し見難いですが…)
屋根の装飾がカラフルなのって珍しい気がします。
大聖堂、土地柄によってデザインが全然違うので面白いですよね。
この教会、屋根が波打つような模様になっているので、遠くからでもよ~~~く目立つ。
美術史美術館に当時の都市計画図のような絵画も貯蔵されているのですが、「教会ここだよ~~」っていうのが描かれていて、一発でわかります。
当時、屋根の修繕が行われていたので、残念ながら屋根の紋章のところは見ることができませんでした…悲しい。
最後に
この大聖堂の地下には、ハプスブルク家の方と、ペストで犠牲になった方が眠っております。
ウィーンでのペストの流行は凄まじく、犠牲者は約15万人。
近くの旧市街区域内に、ペスト終焉の記念塔があります。
(美しくて、一見ペストと関係があるように見えないのです)
なんだか教会を観光中、色々な言葉に表せない気持ちでいっぱいになり…
私、なんというか精神を持っていかれそうな感覚になりました。
こういう大聖堂を観て歩くのは大好きなのですが、見れば見るほど精神を削られる(というのかな…)ような気持ちになるのです。(好きなのでそれでも行くのですがね)
別に霊感があるわけではないと思うのですが、その建物内に流れるエネルギーのようなものって絶対にあるよなぁ、といつも感じます。
それでは今日はこの辺で!
読んでいただいてありがとうございます。
また明日!!
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