ちびまる子ちゃんランドでお買い物してきました
先月、仕事の出張で静岡へ行ってきました。
流石に、静岡から見る富士山は大きくて、迫力満点!
出張中の唯一の楽しみが、ちびまる子ちゃんランドでコジコジグッズを購入することで、ここぞとばかりに可愛いコジコジたちを連れて帰ってきました。
※一部グッズはオンラインショップでも販売しているようです。
グッズショップに並んでいる様子を見るだけでもワクワクして、仕事疲れが吹飛びました。
ちびまる子ちゃんランド内を楽しむだけの時間の余裕は無かったのですが、楽し気な雰囲気が外からも伝わってきて、今度行ったと時は、ランドにも入りたいなぁ。
さくらももこさんの魅力
私はコジコジが昔から大好き。
良い意味で、馬鹿らしくて、くだらなくて、時々、はっと生き方を気付かせてくれて。生き辛い世の中、何度もコジコジに救われました。
落ち込んだり辛い時も「コジコジだったらなんて言うだろう?」って妄想してみると、命がなくなる訳ではないし、全部どうにでもなる気がして、ずーっと精神的に気楽になれる、コジコジマジック。
さくらさんの作品は全部好きなのですが、その奇才が本領発揮されているのがエッセイだと思っていて。
10代の時、初めてさくらさんのエッセイを読んで衝撃を受けて以来大ファンに。
私の思う、さくらさんの魅力
- とんでもない言語化能力
- 感受性が豊かでスピリチュアル
- 欲望への執着心とフットワークの軽さ(+経済力)
- なんだかんだお人好しで憎めないお人柄
- なんだかダメな私でも大丈夫な気がしてくる安心感
- 優しくて鮮やかな色彩感覚
おこがましくも、こんなところが大好き。
特に大好きなエッセイ紹介
…ということで、甲乙つけがたいけれど、特に大好きなエッセイを紹介します。
初期の三大代表作品「もものかんづめ」「さるのこしかけ」「たいのおかしら」
先ずは、直球の定番エッセイ。
- さくらさん原点、思考、人となりが読み取れるエッセイ。
- 視点と言語化能力の奇才さが滲み出ている。
- 数あるさくらさんのエッセイで何を読めばよいか聞かれたら、取り合えずこの3冊をおすすめします。
グダグダ | ★★★★★ |
馬鹿らしさ | ★★★★☆ |
支離滅裂 | ★☆☆☆☆ |
ほっこり | ★★☆☆☆ |
心が揺れる | ☆☆☆☆☆ |
「焼きそばうえだ」
絶対に好き嫌いが分かれるけれど、私は大好きなエッセイ。
- 超内輪ネタ。
- さくらさんのエッセイの中で、最もくだらない。笑
- さくらさんと愉快な仲間たち(高給リーマン)による貴族のお遊び。「男子の会」の根っこにある、信頼関係や互いのリスペクト、全力で楽しめるノリが羨ましい。
特筆したいのが、基本的に経済的に余裕のある人達のエンタメ的な物語、と思って読むべき、ってことです。笑
グダグダ | ★★★★☆ |
馬鹿らしさ | ★★★★★ |
支離滅裂 | ★★★★★ |
ほっこり | ☆☆☆☆☆ |
心が揺れる | ☆☆☆☆☆ |
「ひとりずもう」
さくらさんのエッセイの中で、一番好きな作品です。
- 中学〜短大入学くらいまでの青春時代、デビューするまでの自伝エッセイ。
- このエッセイの肝になるのは最後の3章。生まれ変わったように、少女漫画家を目指し、寝る間を惜しんで描き続ける。
- 短大の国文科の模擬試験の作文で、さくらさんを「現代の清少納言」と例えた先生の、才能を見抜く力が素晴らしい。
好きなことへの情熱を思い出すことができて、一番感動しました。
グダグダ | ★★★★☆ |
馬鹿らしさ | ★★☆☆☆ |
支離滅裂 | ☆☆☆☆☆ |
ほっこり | ★★★★★ |
心が揺れる | ★★★★★ |
「おんぶにだっこ」
今までのエッセイのような、お腹を抱えて笑うような文章ではなくて、丁寧で繊細な文章。さくらさんって、感受性の塊のような人だったんだろうな、と。
初めてこの本を読んだとき、読みながら気づいたら泣いていました。
- さくらさんが後期に書かれたエッセイ。
- 多感な幼少期の経験を通じて、さくらさんの人格形成の根っこの部分を垣間見れるような作品。
- 今までのエッセイとは一味違う、繊細な思考や死生観が描かれている。
- 読んでいて、少し泣きそうになる。
グダグダ | ★★☆☆☆ |
馬鹿らしさ | ☆☆☆☆☆ |
支離滅裂 | ☆☆☆☆☆ |
ほっこり | ★★★★★ |
心が揺れる | ★★★★★ |
最後に
紹介していないエッセイも楽しくて素敵な作品ばかりです。さくらさんの文章で、読みにくい本って1冊もないもの。本当に凄い。
偉そうに感想を述べてきた訳ですが…
さくらさんのエッセイを読んでいると、
何気ない日常の中に、幸せがあること。
だから、周りの人を大切に、感謝して、毎日丁寧に生きること。
そんなことを考えさせられます。
さくらももこさん、大好き!
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