こんばんは。
今日は、懐かしい美術展の思い出話をしようと思います。
いきなりですが、
私、世紀末芸術が大好きなんです。
もう、学生時代、
世紀末芸術のデカダンスな雰囲気に
ずりずりと引き込まれ
未だに帰ってこれなくなっているアラサー、オルキデです。
世紀末芸術の影響が、
私の趣味嗜好に色濃く出ているなぁ
と自分でつくづく思ってしまうんですよね。笑
初対面の人に「最初ミステリアスだったよ」とよく言われてしまいますしね。笑
勿論、印象派のように
絵画の背景を難しく読み解かなくても、純粋に、
綺麗!楽しい!!美しい!!!
というのも大好きなんですけどね。
でも、やっぱり、
美しいけれど少し危うい世界に惹かれてしまう…。
特に、ウィーンの世紀末芸術が大好きなんです。
(さて、やっと本題まできた。)
2019年の夏にウィーンモダン展という素敵な美術展がありました。
(シーレもいますよ!)(凡人の私は言葉で表せないくらいシーレの作品も好き)
私、るんるんしながら大興奮で観に行ったのを覚えています。
(もう2年も経つのか。早いなぁ。)
その時、文化服装学院の生徒さんが
クリムトの作品からインスピレーションを受けて制作された
オートクチュールのお衣裳がと~~~っても素敵で♡
服飾っていいな♡
と、改めて思ったので、
素敵な写真をシェアさせていただきます。
1作品目
美しいですね♡
モデルはこの絵。
そっくりではないですか!
この絵は
クリムト作「エミーリエ・フレーゲの肖像」
(当時、来日した絵で、展覧会では珍しく写真撮影もOKという粋な計らい!)
この凛とした女性は
クリムトと結婚はしていないものの
生涯に渡っての大切なパートナーだったそうです♡
細部まで、よく造られていて凄いなぁ。
こういうお袖、今日のファッションにも落とし込まれていますよね。
エミーリエさんは、当時の女性としては珍しく、
ファッションブティックを経営していたそうですよ。
彼女のお写真も残っていて(検索すればすぐに出てきます)、
経済的に自立していて、凛とした自信に満ちている雰囲気が伝わってきて
素敵だな、って思いました。
続いて、2作品目
ゴージャス!
エレガントですね♡
こちらは特にモデルの絵画があるわけではないようですが、
エミーリエのためにクリムトがデザインしたドレスが
モデルになっているようです。
見れば見るほど、繊細で美しい。
ゴールドがベースになっている色味や
曲線と直線が重なりあうデザインから、
クリムトらしさが伝わってくるようなドレス。
一体、どれだけの制作時間がかかったのか、
血のにじむような手仕事。
凄いなぁ。
約100年前のファッションなのに、
ダサくないというか、
パリコレのルックに出てきても違和感のないドレス。
ウィーンのモダンアートってお洒落だなぁ。
この展覧会、当時のポスターなどの展示もあったのですが
ウィーンの世紀末アート、今日でも余裕で通用するお洒落さ。
凄い。やたらモダンなのです!
このドレスたち、展示会後は何処にあるのかわからないのですが、
(文化にあるのかしら?)
期間限定の展示が惜しいような素敵な作品でした。
絵画の中のドレスを再現する
というのは、見ていて本当にワクワクしますね。
またウィーン分離派の絵画に浸る旅に出たいなぁ。
ということで、
ウィーン分離派と未来ある若者の素敵な作品のお話でした。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
それではまた明日!
コメント