Netflixで「窓際のトットちゃん」を観ました。言わずもがな、黒柳徹子さんの自叙伝で、ギネス世界記録にもなるほどのベストセラーです。
学生時代に課題図書か何かで読んだことがある気がします。懐かしい。
当時、私は頑張って学校へ通っていたので、学校が楽しいトットちゃんが羨ましかった。
映画も軽い気持ちで観たら、優しくて悲しくて、とんでもなく良い話で…泣いてしまった。
個性が大事、って風潮が最近は強いように感じるけれど、だからって好き勝手振る舞って良いわけではなくて、個々を尊重した上で、皆で協力したり、心から思い遣ることも大事だよな…、それって理想的すぎるのかな、とか、色々考えました。
会社員として働いていると、組織の中では中々難しいことです。
そして、不憫に思われてしまいやすいトモエ学園の生徒たちが、ほんの少し自分に重なって、ちょっと苦しくなりました。
私は身体的にハンディがあるわけでもないし、こんなことで悩むなんて…とも思いますが…
とにかく高校までの学校が本当に苦手だったし(多動で賑やかしてしまうタイプではなくて、超内向的なタイプ。周りが興味があることに全く興味が湧かなくて辛かった。)、社会に出ても、就活して入った大企業には全く馴染めなくて。
特に社会に出て3年間くらいは、ずっと悩んでいたし、夜になると動悸が激しくなって、涙が出てきて、眠れなくて病んでた。
大きな肩書きのある企業でなくたって、花形と言われている職業でなくたって、自分が大好きなことができる環境で、一生懸命取り組めるものがあればそれだけでいいのに…。人と違ったって全然良いのに。馬鹿すぎて、20代の時は気付きませんでした。
黒柳さんは、両親や学校での教育から、そのことをちゃんとわかっていて、だから今まで他の人に左右されたり誘惑に流されずに生きてこれたり、好きなファッションや趣味を貫けるのかもしれないな…と。
多分、資産だって沢山あるはずなのに、ハンドメイドの物や、キラキラ可愛い小物、お洋服も趣味に合わせてオーダーメイドだったり…と、とにかくブランド品を!みたいなものは感じないように思います。(黒柳さんのYouTubeでのお洋服や小物紹介が大好きです。)
やっぱりベストセラー作品なだけあるな、素晴らしいな。
窓際のトットちゃんは、ノンフィクションだし、あまり商業色が強すぎないから良いな、と思うし、映画監督も凄くその辺りを丁寧に作っているように感じました。
それにしても、小学校って義務教育なのに退学って…笑
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