横浜そごうで開催されている、さくらももこ展へ行ってきました!
さくらさんの子供の頃の絵日記や卒業論文、マルちゃんの原画、愛用の画材…
色鉛筆やカラーペンもそのまま展示してありました。
短くなった色鉛筆が缶の中に沢山入っていて、「色えんぴつ」と、さくらさんの可愛い文字で書いてあったのを見て、作品へ愛情を感じると同時に、寂しい気持ちになりました。「あぁ、さくらさんは本当にもういないんだ」って。
そして他にも、さくらさんが大事にしていた私物も沢山展示されていて、ピアノ(の小さくなったような楽器?)に、さくらさんのイラストが入っていて可愛かったな。
まるで、さくらさん宅に招いて貰ったような特別感!
そして、温かくて、ほっこりとして、柔らかい気持ちになりました。
第2部エッセイのコーナーで、さくらさんの原稿が横断幕のように吊るしてあったのは、やや斬新でしたが。笑
最近のマンガも文芸もデジタル化しているけれど、手書きの方が、ずっと味がある。さくらさんが生み出したキャラクターへの愛情が「これでもか!」ってくらい伝わってきました。
ちびまる子ちゃんは小さな頃から見て育ったし、10代の頃にさくらさんのエッセイを読み漁りました。
殆どの人が経験したことのある、なんて事ない日常を、ここまで面白おかしく言語化できるなんて天才。
まるちゃんの毒づき気味で、性格が良いとは言えない部分も、多くの人が不覚にも共感してしまうんだと思う…笑
そして、なんと言うか、ラフに力を抜いてノリで制作してるように見せかけつつ、多分かなり色々考えながら制作していたんじゃないかな…、なんて印象を受けました。
私はコジコジくらい、ぶっ飛んだ世界観もが大好きで、コジコジのコーナーは特にニマニマしながら見入ってしまいました。カラフルで可愛らしいのに、シュールだし、ほんの少しダークで風刺的。こういう按配って凄く難しそうなのに、「総合的に可愛く楽しんで見られる」ようにまとめあげる実力が凄いなぁ。
さくらさんの表紙の描き下ろしの色彩感覚、とっても素敵で大好きなんだよなぁ。
マルちゃん大好き!
コジコジ大好き!
寂しいな。
もっと長生きして、もっともっと素敵な作品を生み出して欲しかった…
さくらももこさん、大好き!!
激混みのミュージアムショップでコジコジを連れて帰ってきました。かわいすぎ。
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