プラハにある、ミュシャ美術館の思い出です。
とってもこじんまりとした小さな美術館ですが、ミュシャの生涯、軌跡を知るには凄く良い場所だと思います。
全然目立たない通りの建物1階部分が美術館になっています。
「ヒヤシンス姫」に「黄道十二宮」、
そして「モナコモンテカルロ」
背景の統一された、有名どころのポスターがずらっと並んでいて、入場する前からわくわく。
ドキドキがとまりません!!
思い出のスクラップ
入場チケットは「黄道十二宮」。
現代でも、何度見てもお洒落、ダサくない。
ミュシャの手腕が光りますね。
色々なカラバリがありますが、この色合い、シックで大好き。プラハの街並みにもあっている気がしますね。
こちらは案内の簡易的なチラシ。
アジア人用って感じです。チェコ語では「ミュシャ」より「ムハ」のほうが発音が近いのかな。
案内ガイドは、やっぱり「ヒヤシンス姫」♡
素敵ですね。
(値段は忘れてしまったのですが、案内ガイドは有料でした)
館内の感想
こんな感じで、本当に館内は狭いです。
それでも、発行当時に刷られた実物のポスターを見ることができたり、日本ではあまり見る機会のない「宝くじ」や油画「冬の夜」等の汎スラヴ主義の作品を見ることができて、大満足でした。
そして、ミュシャの素画やパステル画を見れたことも本当に幸せでした。
後ね、見てください、この人。
あの、ゴーギャン氏ですよ。
ミュシャととっても仲良しだったそうで、ゴーギャンがパリ時代にミュシャのアトリエに遊びに来た際の1ショット。(どんなシチュエーションなんでしょう、おじさんの素足…。笑)
ゴーギャンの弾いているオルガン(正式にはハーモニウムと言うらしい)はミュシャの宝物だったようです♡ミュシャが売れっ子で、生活に余裕がある様子がわかりますね。
館内は写真撮影がNGだったので、ゆっくり噛み締めて、しっかり目に焼き付けて見学。
展示面積に対して、お土産屋さんが充実していて、有名どころの大きめのポスターが安価で手に入るので、ミュシャファンの方、お勧めです♡
やっぱり「スラヴ叙事詩」が見たかった…
チェコ旅行の唯一の心残り…
折角プラハまできたのだから、連作「スラヴ叙事詩」が見たかった…
ってことです。
確か、2017年に新国立美術館で展示されていたのですが、仕事で機会を逃してしましい、この旅行中も時間の兼ね合いで見ることができず…
プラハのヴェレトゥルジュニー宮殿の1階で一部は見られたようなんですね。
あぁぁ、後悔。
そもそも、調べた限りでは20点の連作全てを常展で見られることははないようです。
私が人生の中で一度は見てみたい絵画の1つ。もう一度来日してくれないかな…。
公式HP
正直、ミュシャのファンでなければ、「え?これだけ?」って感じの規模かもしれませんが、ミュシャファンであれば、胸が熱くなる事間違いなしのお勧めスポットです。
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