GWの一番の出来事と言ったら、強いて言うなら、久々に思い出したかのように、スコット・フィッツジェラルドの作品に触れたこと。
フィッツジェラルドって、「華麗なるギャツビー」の作者の人です。
久々に映画で観た「華麗なるギャツビー」には、私の大好きなもの(ファッションも時代の流れも女性の在り方も!)が詰まっていて、やっぱり憧れの世界観。(どちらも好きだけれど、個人的に1974年版の映画の方が味があって好き。)
その後、懐かしくなったのと、なんだかノってきたのもあって、小説でも「華麗なるギャツビー」を読んで、更に「楽園のこちら側」と「夜はやさし」もGW中に読破してしまった。(※暇過ぎる…)
ここまできて、あぁ私は「華麗なるギャツビー」が好きというよりは、スコット・フィッツジェラルドが好きなんだなぁ…、ということに気付きました。
実は私、「華麗なるギャツビー」という名作映画よりも先に、スコット・フィッツジェラルドを知っていたのです。
私が中学生になった時、大好きなタカラジェンヌさんが「THE LAST PARTY~S.Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日 」という芝居に出ていて、その芝居の主人公がフィッツジェラルドでした。
当時の私には内容が難しかったのだけれど、その舞台が物凄くお洒落で粋で、かっこよくて。
この舞台を通じて、「華麗なるギャツビー」の作者のスコット・フィッツジェラルドも、妻のゼルダも、ヘミングウェイを知りました。そして、「フラッパーガール」とか「ローリング・トゥウェンティーズ」って単語を知りました。
1920年代って、どうしてこんなに魅力的なんだろう。
好きな画家も多いし、1920年代のアメリカとかパリって本当にいいよなぁ。私は産まれるのが遅過ぎてしまった。当時、中学生ながらに後悔しました。笑
「華麗なるギャツビー」は中学生のうちに文庫本でも読んで、映画も観て、数年後に宝塚の舞台でも観ました。
当時は、デイジー最低!!ギャツビーってなんて可哀想なの?って思っていたけれど、今となってはデイジーに共感してしまう。
やっぱりラストの展開で、あれだけ取り乱したギャツビーを見たら、引くよね、興醒めするよね、パートナーとしては無理よねー…って思ってしまう。
時間が経つと、同じ作品でも感想は変わるのものだ…。
私が変わってしまっただけかも知れません…。
そして、舞台の「THE LAST PARTY~S.Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日 」に出てきた、「楽園のこちら側」や「夜はやさし」は、中学当時、私の行動範囲内の本屋さんや図書館には置いてなくて、読みたかったけれど諦めた思い出がありました。
久々に見てみたら、なんと全て電子書籍になっているんですよ!!
なんと有難い時代なのでしょう。十数年振りの答え合わせができたような、なんとも言えない充実感を感じたGWでした。
「楽園のこちら側」なんて、フィッツジェラルドが24歳の時の作品だものなぁ。忘れないうちに、また感想を書き留めておきたいなぁ。(ね?私に言ってんのよ!)
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